イラクのクルド部隊、トルコが越境容認 シリア戦闘に参戦

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同市で戦うクルド人部隊は「民主統一党」(PYD)の軍事部門で、エルドアン大統領はPYDがトルコや米国がテロ組織に認定する武装組織「クルド労働者党」(PKK)と関係があることから、米軍によるPYDへの武器支援を非難。PYDにはPKKの司令官も加わっていると主張している。

トルコ経由でのペシュメルガの派遣案は、PYDやPKKに頼らずアインアルアラブの防衛を進めたいトルコ政府の苦肉の策ともなっている。トルコの半国営アナトリア通信によると、エルドアン大統領はアインアルアラブの重要性は米国よりトルコに一層大きいと指摘。トルコが同市からの避難民約20万人を抱えている事実に注意を向けた。

一方、反体制派「シリア人権監視機構」によると、同市周辺のISIS拠点に対する米軍や有志連合軍の1カ月にわたる空爆での死者数は553人に達した。464人は外国人を含むISIS戦闘員だが、少なくとも32人の民間人も含まれる。このうち子どもが6人、女性が5人としている。空爆は9月23日に始まった。

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