国連「150万人に支援必要」、病院の略奪相次ぐ 中央アフリカ

(CNN) 反政府武装勢力が首都に進軍し大統領が国外に脱出する事態となった中央アフリカで、医療機関への略奪が横行するなど混乱が続いている。国連は28日までに、同国で支援を必要とする人は150万人に上り、今後さらに増加する恐れがあると発表した。

国際援助団体の「国境なき医師団(MSF)」は、首都バンギなどでMSFの複数の施設が襲われたと発表。バンギでは治安の悪化のほか、略奪犯や武装勢力を恐れて重傷者が医療機関を受診できない状態が続いているという。国連関連の事務所も略奪の被害に遭った。

国連は26日、中央アフリカで150万人が支援を必要としていると発表。援助関係者の活動が制限された場合にはこの数はさらに増える見込みだという。

国連安全保障理事会は今回の政変を受け、「一般市民への暴力や性的暴力、性差に基づく暴力、子供を兵士にするなど、人道や人権に関する国際法を侵害している者たちは責任を追及されなければならない」との声明を発表した。

反政府武装勢力の連合体「セレカ」は24日、首都バンギに侵攻。ボジゼ大統領は隣国カメルーンに脱出した。セレカの指導者は自らが暫定大統領に就任すると発表した。

中央アフリカでは1960年の独立以降、クーデターが繰り返されてきた。ボジゼ大統領も2003年のクーデターで政権の座に就いた。大統領は05年と11年の選挙で勝利したものの、反政府武装勢力の活動は活発で、国土全体を掌握するには至らなかった。

1月に政府とセレカは停戦のほか、ボジゼ大統領の下で統一政権を作ることで合意。セレカはその後、大統領が停戦協定を破ったと主張し、同国北部の拠点から首都に向けて進軍した。

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