マリ軍事介入の仏軍、3月に撤退開始へ
(CNN) アフリカ西部のマリ紛争に軍事介入したフランス軍部隊が、3月に撤退を開始する見通しとなった。ファビウス外相が仏紙メトロとのインタビューで語った。
ファビウス外相は5日のメトロ電子版に掲載されたインタビューで、マリ北部の一部に武装勢力の潜伏先が残っているため掃討作戦は続くとしてうえで、撤退時期を明言した。
仏軍は先月、マリ政府の要請を受けて軍事介入に踏み切った。月末までに北部トンブクトゥからガオにかけ、1年近くイスラム武装勢力に支配されていた地域を奪還。2日にトンブクトゥを訪れたオランド仏大統領は、「われわれは国連安全保障理事会決議の枠の中で行動している」と述べ、マリの内政に干渉するつもりはないと強調していた。
フランスは同国に2150人、周辺国での後方支援に1000人の兵員を送り込んでいる。