北朝鮮の金正恩氏が進む道は「まだ分からず」 米国防長官

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金正恩(キムジョンウン)第1書記=2011年12月、KCTV提供

金正恩(キムジョンウン)第1書記=2011年12月、KCTV提供

(CNN) パネッタ米国防長官は24日、韓国の金寛鎮(キム・グァンジン)国防相と会談し、会談後の記者会見で、北朝鮮の指導者となって約10カ月となる金正恩(キム・ジョンウン)第1書記について、「父親の後をたどるのか、それとも未来に向けて違うリーダーシップを発揮するのか、いまだに分からない」と打ち明けた。

金正恩氏は2011年に死去した父の金正日総書記から権力を継承した。韓国の金国防相は、北朝鮮の体制は「極めて安定しているようだ」と述べ、金正恩氏が国民の生活を向上させるため、新たな経済改革を断行しようとするかもしれないとの期待は持てるとの見方を示した。

ただ、実際にどのような道を取るのかは分からないと語り、「(金正恩氏は)まだ若く、年配の世代に比べるとより攻撃的になる可能性もある」とした。金正恩氏の年齢は29歳といわれる。

パネッタ長官は、「北朝鮮は依然として、米韓両国にとっての脅威であり、地域と世界の安定を脅かす深刻な脅威だ」と述べ、米軍をアジア太平洋地域に重点配備する戦略は、北朝鮮の行動に対応する目的もあると説明。

さらに、米韓両国が宇宙空間の安全保障問題に関する作業部会の設置で合意したことも発表し、「宇宙空間とサイバー空間の防衛協力を強化する必要があるとの認識で一致した」と語った。

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