乗客守ろうとした地下鉄職員、銃撃され死亡 米首都ワシントン

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銃撃事件を捜査する警察=1日、米ワシントン州南東部ポトマックアベニュー駅/Manuel Balce Ceneta/AP

銃撃事件を捜査する警察=1日、米ワシントン州南東部ポトマックアベニュー駅/Manuel Balce Ceneta/AP

(CNN) 米首都ワシントンで1日、交通局の職員が通勤客に対する銃撃を阻止しようと間に入って銃弾を浴び、命を落とした。

ワシントン首都圏交通局の1日に発表によると、死亡したのは電力部門整備士のロバート・カニンガムさん。「ポトマックアベニュー駅で乗客のために割って入り、銃暴力の犠牲になった」としている。

ほかに少なくとも2人が銃撃されて手当てを受けているが、命に別条はなかった。容疑者の男は逮捕された。

警察によると、現地時間の1日午前9時過ぎ、ワシントン南東部を走る路線バスの車内で、銃を持った男が別の男性と口論になり、2人はバスを降りて男が相手の男性に発砲した。

その後男は地下鉄のポトマックアベニュー駅に侵入し、別の通勤客を銃撃して負傷させた。続いて女性通勤客に銃口を向けたところでカニンガムさんが間に入ろうとして撃たれ、死亡した。

男はそのまま地下鉄に乗車したが、複数の乗客が取り押さえて銃を奪い取った。男は間もなく殺人などの容疑で警察に逮捕された。

交通局はカニンガムさんをしのび、「銃撃犯に命を脅かされた乗客を救うため、とてつもなく勇気ある行動を取った」と追悼している。

警察によると、この事件ではさらに1人が手にけがを負った。

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