トランプ氏が選挙結果覆そうと州関係者に圧力、米議会公聴会4日目のポイント

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米連邦議会議事堂襲撃事件を調査する特別委員会が、今月4度目となる公聴会を開いた/Doug Mills/Pool/The New York Times/Getty Images

米連邦議会議事堂襲撃事件を調査する特別委員会が、今月4度目となる公聴会を開いた/Doug Mills/Pool/The New York Times/Getty Images

(CNN) 昨年1月6日の米連邦議会議事堂襲撃事件を調べる下院特別委員会の公聴会4日目が21日に開かれ、トランプ前大統領が2020年大統領選の結果を覆そうと州関係者に圧力を加えていた様子について新たな情報が示された。

公聴会ではトランプ氏側から連絡を受け取った共和党関係者の3人が証言を行った。3人はジョージア州のラフェンスパーガー州務長官、同氏の代理人ガブリエル・スターリング氏、アリゾナ州下院のバウワーズ議長。

これまでの公聴会の証言と同様、3人の証言は選挙結果を損なう法的に疑わしいスキームへの参加に応じなかった点を説明するものとなった。そのスキームには、トランプ氏を支持する偽の選挙人を用いて、選挙人団の投票結果を覆そうとするたくらみも含まれる。

公聴会のポイントをまとめた。

偽の選挙人の企てへのトランプ氏個人の関与を証言

複数の証人が、トランプ氏本人が偽の選挙人名簿を推し進める取り組みに関与していたと証言した。これはバイデン大統領の勝利を覆す取り組みの重要な部分となる。

証人らはトランプ氏が自らこの取り組みに気づいていたのみならず、支持していたように見えると語った。

公聴会では共和党全国委員会(RNC)のマクダニエル委員長の証言の録画が再生された。マクダニエル氏は選挙後にトランプ氏と同氏の弁護士ジョン・イーストマン氏から、選挙人を集めるのを助けて欲しいとの電話があったと証言した。

委員会の調査官から大統領に何を言われたかとの質問には「彼はイーストマン氏に電話を渡した。イーストマン氏は、もしものために陣営が選挙人を集める上で、RNCが重要だと語った」と述べ、それは「継続している訴訟が結果を変えた場合に備えるものだ」との説明があったとした。

「私の理解では、陣営が主導権を握り、我々は彼らを助ける役割だった」とも語った。

アリゾナ州下院議長のバウワーズ氏は、11月22日にトランプ氏と同氏の元弁護士ルディ・ジュリアーニ氏から電話があり、違法な選挙人の計画で協力を要請してきたと証言。「私は手先として使われたくないと彼らに伝えた」と語った。

ジュリアーニ氏は自分が提案しているものは今まで行われたことがないものだと認めていたが、それでも協力を求め続けてきたという。こうした話はイーストマン氏などとの間でも持ち上がったという。

トランプ氏に協力した共和党議員

21日の公聴会では、トランプ氏の選挙結果を覆す取り組みに協力した2人の共和党議員の役割でも新たな情報が明るみに出た。

1人目は共和党のアンディ・ビッグス下院議員(アリゾナ州選出)で、1月6日の朝、バウワーズ氏に電話し、アリゾナ州の選挙人によるバイデン氏支持の認証を取り消す支援をするように依頼した。

2人目は共和党のロン・ジョンソン上院議員(ウィスコンシン州選出)で、ビッグス氏の電話の数時間後、当時のペンス副大統領が選挙人の投票を認証する議会合同会議を開く直前に、自身の側近がペンス氏の側近に連絡。ジョンソン氏がミシガン、ウィスコンシン両州の偽の選挙人名簿をペンス氏に手渡す方法について尋ねた。ペンス氏の側近は、ジョンソン氏が「それを渡すべきでない」と返答した。

バイデン氏の選挙人の認証取り消しも、トランプ氏の偽の選挙人の推進も、選挙結果の議会認証を阻止しようとするトランプ氏陣営のスキームの一部だ。

委員会は議会内のトランプ氏支持者に興味を示し、ビッグス氏やマッカーシー共和党下院院内総務を含む下院議員5人に召喚状を出したが、誰もこれに応じていない。

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