動物園に野生のキツネ侵入、フラミンゴとカモ25羽死ぬ 米首都ワシントン

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スミソニアン国立動物園が飼育するフラミンゴなど鳥類25羽がキツネに襲われ死んだ/The Smithsonian's National Zoo

スミソニアン国立動物園が飼育するフラミンゴなど鳥類25羽がキツネに襲われ死んだ/The Smithsonian's National Zoo

ワシントン(CNN) 米首都ワシントンのスミソニアン国立動物園は3日、屋外の飼育舎に侵入した野生のキツネに襲われて、ベニイロフラミンゴとオナガガモ25羽が死んだと発表した。ほかにもフラミンゴ3羽がけがをして、園内で獣医師の手当てを受けている。

同動物園の職員は2日早朝、フラミンゴやカモが死んでいるのを発見し、1匹のキツネを目撃した。キツネは飼育舎から逃げ、周辺にはキツネをつかまえるためのわなが仕掛けられた。

同園のブランディー・スミス園長は「私たちが使っていた防護柵は検査に合格し、全米の動物園で使われているものだった」と強調している。

もともと74羽いたフラミンゴは屋内施設に移し、カモは覆いのある屋外の安全な飼育舎にいると同園は説明。絶滅の恐れがある野生生物を分類した国際自然保護連合(IUCN)の「レッドリスト」では、ベニイロフラミンゴもオナガガモも「低危険種」に分類されているとした。

同園のフラミンゴは主に、温水プールと納屋のある広さ約905平方メートルの施設で飼育されている。職員は1日に何度も設備の状態を点検しており、1日午後のフラミンゴ舎の点検では問題は見つかっていなかった。

フラミンゴ舎を含む同園の鳥類舎は現在、改修のため一般公開が中止されている。1970年代に鳥類舎ができて以来、捕食動物が金網を破って侵入したのは初めてだという。飼育舎を囲む金網は補強を済ませ、今回の事態については調査が進められている。

ワシントンでは先月、米連邦議会議事堂の敷地内で、議員を含む6人がキツネにかまれるなどの被害に遭った。このキツネはその後捕獲されている。

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