男性が列車にはねられ死亡、線路の転落者救助試みる 米NY地下鉄
(CNN) 米ニューヨーク市警は8日、市内のブロンクス地区の地下鉄駅内で今月1日未明、非行集団に襲われ線路に転落した男性を助けようと自らも飛び降りた36歳男性が、進行してきた電車にひかれて死亡する事件があったと報告した。
暴行の被害者だった38歳の男性は電車にはねられはしなかったが、病院で治療を受けた。腕の骨を折っていたという。
市警の声明によると、非行集団は現地時間の1日午前2時40分ごろ、フォードハムロード地下鉄駅のプラットホームで男性に近づき、刃物を見せつけて暴行を加え始めていた。男性はこの後、プラットホームに落ちたが、倒れたはずみなのか突き倒された結果なのかはわかっていない。
非行集団はその後、同駅を離れていたが立ち去った方角などは不明。市警は犯行現場をとらえた監視カメラの画像を公開し、目撃者の証言や容疑者の特定につながる情報の入手を試みている。
ニューヨーク市によると、同駅では重罪の暴行事件が過去28日間で34件起きていた。