米フロリダ州、ワクチンパスポート実施の郡に4億円の罰金

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ワクチンパスポートに反対の姿勢を示すフロリダ州のデサンティス知事/Joe Raedle/Getty Images

ワクチンパスポートに反対の姿勢を示すフロリダ州のデサンティス知事/Joe Raedle/Getty Images

ワシントン(CNN) 米フロリダ州の保健省は12日、同州レオン郡に対して357万ドル(約4億円)の罰金を科した。新型コロナウイルスのワクチン接種歴を証明する通称「ワクチンパスポート」の使用を禁止する州法に違反したためだとしている。

同省は声明で、レオン郡が郡政府の職員に対しワクチンの接種証明の提出を義務付けていたことを明らかにした。郡は最終的に拒否したり未提出だったりした職員14人を解雇。これらが「甚だしい法律違反」に当たるとして上記の額の罰金を科したと述べた。

共和党のデサンティス州知事は4月、自由とプライバシーへの懸念を主要な根拠に挙げてワクチンパスポートの禁止を発表。その後、これに違反した郡や都市には罰金を科すと約束していた。

専門家らは種々の公衆衛生対策とそれらの実施の義務化について、パンデミック(世界的大流行)の抑え込みや将来の感染拡大防止にむけたかぎになると位置付けている。

デサンティス氏は12日、「レオン郡の州法違反は受け入れられない。現職員と元職員の医学的なプライバシーを侵害し、忠実な公務員を解雇してしまった。自分たちの個人的な健康上の判断を理由として」「我々は今後もフロリダ州の人々の権利を守るため戦う。保健省は法律の施行を継続する。我々はフロリダ州の人々の仕事や生活、自由を守るために立ち上がる」と述べた。

一方、レオン郡の行政責任者を務めるビンセント・ロング氏はCNNの取材に声明で答え、郡として職員への接種義務付けは「法的に完全に正当化できるのみならず、我々の職員の安全を保ち、市民を守り、最前線で対応する組織の即応性を確保するため必要かつ責任ある行動だった」と強調した。

そのうえでデサンティス氏の立場は、公衆衛生戦略というより政治戦略を念頭に置いたもののように見えると指摘した。

デサンティス氏のパンデミック対応は、バイデン大統領との間でも食い違いを見せている。同大統領はワクチン義務化を米国全体の感染対策の重要な手段に掲げている。

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