米テネシー州のスーパー銃乱射、容疑者に退職勧告
(CNN) 米テネシー州メンフィス近郊の町コリアービルにあるスーパーマーケットで23日に起きた銃乱射事件の容疑者は、当日の朝に勤務先から退職を促されていたことが分かった。地元警察が27日に明らかにした。
事件では少なくとも1人が死亡し、14人が負傷した。発表によると、銃を乱射した容疑者(29)は昨年夏からコリアービルに住み、外部の業者からこのスーパーに派遣されていた。
警察は電子データの証拠や現場の車、目撃者らの証言を基に捜査を進めてきたが、詳細は捜査完了後まで公表できないとしている。
調べによると、店内には当時、44人の従業員がいた。買い物客1人が死亡した。容疑者は従業員10人と客5人を撃った。負傷者のうち4人は現在もメンフィス市内の病院に入院中だが、容体は安定しているという。
容疑者本人は警察が駆け付けている間に銃で自殺したとみられ、遺体で発見された。
スーパーでの銃乱射事件は3月にコロラド州ボルダーでも発生し、10人が死亡。4月にはニューヨーク州のスーパーで1人が死亡していた。