学生238人の登録抹消、ワクチン義務付けに従わず 米バージニア大学
(CNN) 米バージニア大学は、新型コロナウイルスワクチン接種の義務付けに従わなかった学生238人について、秋季の登録を抹消したことを明らかにした。
同大は2021~22年の新学期に向け、「大学内で対面で生活、学習、就労する学生全員」に対してワクチンの完全接種を義務付けている。
同大広報のブライアン・コイ氏がCNNに語ったところによると、秋季の登録を抹消された学生238人のうち、実際に受講登録をしていたのは49人のみで、残る189人は「この秋に大学に戻ることは全く予定していなかった可能性がある」という。
「登録の抹消は、講義を受ける資格がないことを意味する」とコイ氏は説明、18日の時点で登録していた学生は、1週間以内に状況を更新すれば、その時点で再登録できると言い添えた。
コイ氏によると、同大の学生の約96.6%はワクチン接種を済ませているという。約1%は未接種で、約1.3%は宗教や医療上の理由で例外を認められている。
「ワクチンを接種していない場合、屋内であれ屋外であれ、人が近くにいる時は常時マスクを着用する必要がある」とコイ氏は強調。「未接種および例外扱いの場合は1週間に1度の検査を受ける必要がある」と述べ、検査を求める頻度を上げる可能性もあるとした。
例外の適用を受けずにワクチンを接種していない学生に対しては、登録が抹消される事態を避けるため、5~7月にかけてメールや電話や保護者への電話を通じてワクチンを接種するよう何度も促してきたとコイ氏は説明している。