黒人男性に注意され警察に通報、解雇された白人女性が勤務先を提訴 米NY

黒人男性と口論になり警察を呼んだことで解雇された白人女性が勤務先を訴えた/From Christian Cooper/Facebook

黒人男性と口論になり警察を呼んだことで解雇された白人女性が勤務先を訴えた/From Christian Cooper/Facebook

(CNN) 米ニューヨーク市のセントラルパークで昨年5月、黒人男性と出会って警察を呼んだことで勤務先を解雇された女性が、適切な調査が行われなかったと主張してこの会社を提訴した。

原告の女性エイミー・クーパーさんは、金融サービス会社のフランクリン・テンプルトンとジェニー・ジョンソン最高経営責任者(CEO)などを相手取り、25日に米連邦地裁に訴えを起こした。

クーパーさんは、解雇は不当だったと訴え、同社はクーパーさんの行為について十分な調査をしなかったと主張。クーパーさんが人種差別的な動機に基づいて警察を呼んだとする同社の判断にも異議を唱えている。

フランクリン・テンプルトンの広報はCNNの取材に対して26日、「あの状況そのものが事態を物語っていた。当社の対応は適切だった」と強調した。

クーパーさんは、セントラルパークでバードウォッチングをしていた黒人男性と口論になり、警察に電話して黒人男性に脅されていると興奮した様子で訴えた。黒人男性はその様子を動画で撮影した。口論の発端は、クーパーさんが公園のルールに反して犬にリードを付けていなかったことだった。

米国では、白人が黒人に関する些細(ささい)なことで警察を呼ぶ事案が相次いで問題になっていた。

フランクリン・テンプルトンはクーパーさん解雇の翌日に発表した声明で、「内部調査」の結果としての解雇だったと説明した。

クーパーさんは訴えの中で、同社が発表した声明でクーパーさんを人種差別主義者と決めつけ、事実関係についても関係者からの聞き取り調査をしようとしなかったと主張。自分が警察を呼んだのは、自分と飼い犬の身の安全に不安を感じたためで、人種的な動機はなかったと訴え、精神的苦痛を被ったなどとして損害賠償を求めている。

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