トランプ前大統領夫妻、1月にワクチン受けていた 顧問が明かす

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トランプ前米大統領とメラニア夫人。1月にホワイトハウスで新型コロナワクチンを接種していたという/Tasos Katopodis/Getty Images

トランプ前米大統領とメラニア夫人。1月にホワイトハウスで新型コロナワクチンを接種していたという/Tasos Katopodis/Getty Images

(CNN) 米国のトランプ前大統領とメラニア夫人が、1月にホワイトハウスで新型コロナウイルスのワクチンを接種していたことが分かった。トランプ氏の顧問の1人が1日、CNNに明らかにした。

夫妻がどのワクチンを何回接種したのかは、現時点で不明。

トランプ氏は前日の先月28日、フロリダ州オーランドで開かれた保守派の大規模イベント「保守政治活動会議(CPAC)」で、支持者に新型コロナワクチンの接種を呼び掛けていた。演説の中で接種に痛みが伴わない点を強調し、全員が受けるべきとの見解を示した。

トランプ氏は大統領就任中、長きにわたってウイルスの脅威を軽視し、社会的距離の確保やマスクの着用といった予防策の実施を避けていたことで知られる。

CNNの報道によれば、ホワイトハウスの当局者は昨年12月半ばの時点でトランプ氏にワクチン接種の意志はないと説明。ホワイトハウスの医療チームの勧告を受けるまで接種しない方針であることを明らかにしていた。

この当局者はまた、その時点でのトランプ氏の状態について、秋の新型コロナ感染からの回復期に受けた「抗体カクテル」と呼ばれる治療薬が引き続き効果を発揮していると述べた。メラニア夫人もトランプ氏と同じタイミングで新型コロナに感染していた。

ワクチン接種を公にしないとの決断を下したトランプ氏と対照的に、バイデン大統領とハリス副大統領は昨年12月、自分たちがワクチンを接種する様子をテレビで生中継した。

バラク・オバマ氏やジョージ・W・ブッシュ氏、ビル・クリントン氏の大統領経験者らも、それぞれカメラの前でワクチンを接種し、安全性をアピールした。

CPACでの演説でトランプ氏は、自らの政権で実施したワクチンの早期供給を目指す「ワープ・スピード作戦」を称賛。現在のペースで米国内にワクチンが供給されているのは前政権の功績だとの見方を強調した。

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