バイデン氏、西部と南部の激戦州でも票を積み増し 過半数目前に

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バイデン氏(右)がネバダ、ジョージア両州でもリードを広げている/AP/Getty Images

バイデン氏(右)がネバダ、ジョージア両州でもリードを広げている/AP/Getty Images

(CNN) 米大統領選の開票作業で、民主党候補のバイデン前副大統領が東部ペンシルベニア州のほか、西部の激戦州であるネバダ州や南部ジョージア州でも票を上積みしていることが7日までに分かった。当選に必要な選挙人270人の獲得が目前に迫っている。

バイデン氏がテレビ演説を予定しているのに対し、共和党のトランプ大統領は性急な勝利宣言を行わないよう警告した。大統領の側近は再選の望みが計算上ほぼ絶たれた現実を受け入れ始めているものの、トランプ氏自身は敗北を認めない構えを示している。

バイデン氏はペンシルベニア、ネバダ、ジョージアの各州でリードを拡大。ただ、各州とも接戦のため勝敗判定はまだ出ていない。バイデン氏のリード幅はペンシルベニア州で2万8833票、ネバダ州で2万2000票以上、ジョージア州で4000票以上となっている。

トランプ氏はペンシルベニア、ジョージア両州で勝利しない限り、選挙人獲得数で270人に届かない。一方、バイデン氏はペンシルベニア州1州で勝利するか、ネバダとアリゾナの2州を制することで選挙人を270人に乗せることができる。CNNによる選挙人獲得数の予測では、バイデン氏は253人対213人でトランプ氏をリードしている。

アリゾナではトランプ氏が差を縮めており、開票率94%の時点でバイデン氏のリードは約3万票以下となった。ただ、残る23万5000票の未集計票で逆転できるかは分からない。

バイデン氏は6日夜にテレビ演説を行い、「勝利宣言」としたい考えだったが、大統領選の勝者はまだ確定しておらず、実際に演説が行われるかどうかは不明。

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