米プリンストン大、女性教授らに約1億円支払い 賃金差別訴訟で和解

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プリンストン大学が女性教授らに未払い分の給与92万5000ドルを支払うことなどで合意した/Shutterstock

プリンストン大学が女性教授らに未払い分の給与92万5000ドルを支払うことなどで合意した/Shutterstock

(CNN) 米プリンストン大学が、男女の教授間で賃金差別を行っているとして米労働省に訴えられていた問題で、女性教授に約100万ドル(約1億円)の未払い給与を支払うことで和解した。

労働省によると、2012~14年にかけてプリンストン大学でフルタイムの教授職にあった女性106人が受け取った給与は、男性教授の給与に比べて少なかったことが分かった。

この結論は暫定的なものだったが、大学側は早期の解決を目指し、未払い分の給与92万5000ドル(約9700万円)の支払いに加え、今後の給与調整分として少なくとも25万ドルを支払うことで合意した。

同大はさらに、女性教授に対する著しい格差がなかったかどうか判断するための統計分析や、給与の平等に関する職員の研修を実施する。

和解の条件として、プリンストン大学が責任を認めることはせず、法の精神を順守していたという前提も変更しない。和解を成立させたのは、費用がかさむ長期の訴訟を避けるためだとしている。

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