マスクの着用、「不要」から「必要」へ 転換の理由は?

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CDCはマスクを着用することで、周囲の人だけでなく自分も守れると呼び掛けている/Shutterstock

CDCはマスクを着用することで、周囲の人だけでなく自分も守れると呼び掛けている/Shutterstock

ウイルスが最も感染しやすいのは発症の48時間前で、感染がさらに気づかれにくくなっている。

言い換えると、くしゃみをしたり、せきをしたりしている人だけがウイルスを感染させるわけではないということだ。

CDCはマスクを着用することで自分も周囲の人々も守れると呼び掛けている。

ワシントン大学保健指標評価研究所によれば、米国人の95%が公の場でマスクを着用すれば、10月1日までに3万3000人の死を防げる可能性があるという。

新型コロナウイルスの感染が始まったころは、症状がない人の間で感染が容易に拡大することや空気中にウイルスが長くとどまることが知られていなかった。新型コロナウイルスの患者に対応する医療従事者が着用するマスクも不足した。

WHOとCDCは3月、健康な人はマスクを着用せず、病人の世話をする人たちのためにとっておくべきだとしていた。

しかし、4月に入り、無症状の人から感染が容易に拡大することがわかり、CDCとアダムス長官はガイドラインを変更した。WHOも6月にガイドラインを変更し、新型コロナウイルスの感染が拡大している場所や社会的距離を保つことが難しい場所ではマスクを着用するよう呼び掛けている。

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