抗議デモ激化、新型コロナ感染者急増の恐れ 米

黒人男性の死亡をめぐる抗議デモが激化したことで、新型コロナウイルスの感染が拡大する恐れが指摘されている/Michael Ciaglo/Getty Images

黒人男性の死亡をめぐる抗議デモが激化したことで、新型コロナウイルスの感染が拡大する恐れが指摘されている/Michael Ciaglo/Getty Images

(CNN) 全米各地で黒人男性死亡事件への抗議デモが激化している影響で、新型コロナウイルス感染者が急増するとの懸念が強まってきた。

デモの発端となった事件はミネソタ州で5月25日に発生。その2日後、新型ウイルスによる米国内の死者は10万人を超えた。

米食品医薬品局(FDA)のゴットリーブ前長官は5月28日のテレビ番組で、大勢の人が集まるデモで「感染の連鎖に火が付いたことになるだろう」と警告を発した。

CNNのまとめによると、31日までの1週間に報告された新規感染者数は18の州で10%以上の増加、21州で減少、11州で横ばいとなっていた。

ミネソタ州では事件前から感染者が増加傾向にあった。ワルツ知事は、デモの人出で感染者がさらに急増することは「避けられない」と懸念を示す。

デブラシオ・ニューヨーク市長は30日、大勢の人が密集するデモは感染の危険が大きいとして、マスク着用や対人距離の確保を改めて呼び掛けた。

ニューヨーク州のクオモ知事は同日の記者会見で、感染拡大のさなかでも市民にはデモをする権利があると述べる一方、「他人を感染させる権利はない。人々の健康を危険にさらすような行動を取る権利はない」と訴え、参加者にマスクを着けるよう求めた。

クオモ氏は一方で、新型ウイルス感染では非白人、特に黒人に多くの死者が出て、長年の格差が浮き彫りになったと指摘した。

メリーランド州のホーガン知事も感染拡大に懸念を示し、「これで感染者が急増してしまうかどうか、2週間後に全米で判明する」と話している。

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