ペンス副大統領は自主隔離せず、ホワイトハウス出勤へ

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米国のペンス副大統領。自主隔離はせずホワイトハウスに出勤する/Chip Somodevilla/Getty Images

米国のペンス副大統領。自主隔離はせずホワイトハウスに出勤する/Chip Somodevilla/Getty Images

(CNN) 米ホワイトハウス内でペンス副大統領の報道官らが新型コロナウイルス感染の陽性反応を示し、複数の高官が接触の可能性を理由に自主隔離を発表するなか、ペンス氏自身は隔離措置を予定していないことが分かった。

ペンス氏の事務所は10日、同氏が11日もホワイトハウスに出勤するとの見通しを示した。毎日の検査でいずれも陰性の判定を受けていて、引き続きホワイトハウス医療班の助言に従うという。

当局者の1人によると、ホワイトハウスでは現在、トランプ大統領が各州に経済活動の再開を呼び掛ける一方で、内部では感染予防措置が強化されるという状況の矛盾を指摘する声も上がっている。

同当局者によると、ペンス氏は今後数日間、比較的余裕のある日程で執務するものの、全面的な自主隔離の予定はない。

トランプ氏は8日、ミラー副大統領報道官が陽性反応を示したと発表。ミラー氏は自身と接触していないが、ペンス氏との接触はあったと話していた。

ペンス氏が率いるホワイトハウスの新型コロナ対策チームでは、これまでに疾病対策センター(CDC)のレッドフィールド所長、国立アレルギー・感染症研究所のファウチ所長、食品医薬品局(FDA)のハーン長官が自主隔離を発表した。メンバーのアザー厚生長官とアダムス医務総監は現時点で隔離を予定してない。

厚生省の報道官はアザー氏の今後の行動について、ホワイトハウス医療班の指示に従うと述べた。アダムス氏の報道官によると、同氏は8日の検査で陰性判定を受けている。すでに大半の会合にはオンラインで出席し、感染者との接触履歴はないとみられる。

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