米アボットの迅速検査装置、検体保存で偽陰性の可能性

米アボットの検査装置について、検査の手順によっては誤った結果が出ることが分かった/Carlos Osorio/AP

米アボットの検査装置について、検査の手順によっては誤った結果が出ることが分かった/Carlos Osorio/AP

(CNN) 新型コロナウイルス感染の陽性反応が5分間で可能となった米アボット・ラボラトリーズの検査装置「ID NOW」で、採取した検体をいったん保存した場合、偽陰性となる可能性があることが分かった。

アボットの報道担当者によると、患者の検体を綿棒で採取した後に専用の特殊な保存液に入れておいた場合、誤って陰性の結果が出る可能性があると判明した。

同社は先週ただちに、米食品医薬品局(FDA)と設置先の病院などに通知。使用法を修正し、保存液を使わずに検体を直接装置にかけるよう求めたという。

ID NOWはクリニックなどに来院した患者の検体をその場で検査する装置。陽性は5分、陰性も13分で判定が出る。

従来のように検体を特別な検査機関まで運ぶ必要はないが、1度に1件しか処理できないため、一時的に保存することもあり得る。同社はFDAへの許可申請で、使用できる保存液を数種類挙げていた。

ID NOWを使った検査の精度については、米クリーブランド・クリニックが21日、新型コロナウイルスの検体200点以上を使った5種類の検査装置を比較した実験で、ウイルスの検出率が84.4%にとどまり、ほかの検査に比べて偽陰性の率が高かったと報告した。この実験ではどの検査にも同じ保存液を使ったという。

トランプ大統領は半月前の記者会見で、アボットの装置が検査体制強化の鍵になると強い期待感を示した。連邦政府が装置を買い取り、全米各州に配備している。

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