新型コロナ発生源、市場ではなく研究所の可能性を調査 米政府

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米政府が新型コロナについて、武漢の研究所から発生した可能性を調査しているという/CDC

米政府が新型コロナについて、武漢の研究所から発生した可能性を調査しているという/CDC

(CNN) 米政府が新型コロナウイルスについて、市場ではなく研究所から発生した可能性がないか調査していることが分かった。複数の情報筋が情報機関関係者や国家安全保障当局者の話として明らかにした。

ただし情報筋は、結論を引き出すのは時期尚早だとして注意を促している。

米当局は新型コロナウイルスの発生源の確定を試みる中で多数の説を検証しており、研究所説もそのひとつ。同ウイルスと生物兵器研究の間に関連はないとみられている。当局者によると、情報機関は同ウイルスの発生源に関して他にもさまざまな説を調査しているという。

研究所発生説については、一部の共和党議員を含むトランプ米大統領の支持者が推進してきた。トランプ氏の対応への批判の矛先をそらす狙いがある。

事情に詳しい情報当局者によると、調査が進められている説は、ウイルスが中国・武漢の研究所で発生し、誤って外部に流出したとの内容。別の情報筋によると、米情報機関はこの説の裏付けを取ることはできていないものの、事故や取り扱いミスを通じて研究所内の人物が感染し、他人にも感染を広げた可能性がないか見極めようとしているという。

こうした情報について問われたトランプ大統領は15日、「今回の恐ろしい事態を徹底的に調査している」と述べる一方、調査結果についてどんな報告を受けたかは明かさなかった。

中国政府は研究所説を否定しているほか、多数の外部の専門家もこの説に疑義を呈している。

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