米軍最大の航空機C5ギャラクシー、初飛行から50年

米軍最大の航空機、C5輸送機の前では他の全ての機体が小さく見える=2004年、フロリダ州エーグリン空軍基地
写真特集:米軍最大の航空機C5、何が積める?

米軍最大の航空機、C5輸送機の前では他の全ての機体が小さく見える=2004年、フロリダ州エーグリン空軍基地

米ジョージア州マリエッタ(CNN) 米軍最大の航空機であるC5輸送機「ギャラクシー」が30日、初飛行から50年を迎える。米軍と航空産業を永遠に変えた航空機の節目を祝い、初飛行の場所では記念行事も開かれた。

ギャラクシーは全長約75.3メートルで、翼幅はボーイング747―400型機よりも長い。操縦士は3階半ほどの位置に座り、T字尾翼は6階建ての建物の高さに及ぶ。

初飛行は1968年6月30日。ジョージア州アトランタ北方にあるロッキード・マーチン社の工場の滑走路から飛び立った。1980年代までは世界最大の航空機として君臨していた。

C5輸送機「ギャラクシー」
C5輸送機「ギャラクシー」

C5の導入により、70トン級の戦車や戦闘機、ヘリコプターなどの巨大貨物を搭載しつつ、世界のあらゆる場所に時間単位で到達することが初めて可能に。それまでは海上輸送で数週間を要していた。国防総省の機動力は向上し、めまぐるしく変化する事態により柔軟に対応できるようになった。

新たなエンジン技術の開発に弾みをつけた点も評価されており、その恩恵は今日のほぼ全ての航空旅客に及んでいる。

降着装置は貨物搭載を容易にするため地面に折り曲げることが可能。機首を上に開くと、前後から出し入れできる巨大貨物室の内部が見える。貨物室は幅約5.8メートル、全長約43.6メートルとなっている。

C5が初めて空に飛び立ったジョージア州の施設では26日、政治家や空軍将官、企業幹部、組み立て作業員が巨大テントに集まり、50年の節目を祝った。

式典に集まった人々の背後に見えるのは改良型の「C5M」
式典に集まった人々の背後に見えるのは改良型の「C5M」

ジョージア州のネイサン・ディール知事は集まった人々を前に、「この航空機は戦時も平時も空の使節の役割を果たしてきた」と話した。

最近の平和時の任務としては、昨年米国を相次ぎ襲ったハリケーンの被災者支援にあたり、医療チームや緊急支援物資を輸送したことなどが記憶に新しい。

同年には過激派組織「イラク・シリア・イスラム国(ISIS)」によるチグリス川の橋の破壊行為を受け、イラクまで橋の再建資材を運んだり、大量の避難民を川向こうまで移動する任務も行った。

また過去には、濃縮ウランやパトリオットミサイルの輸送、太平洋上での大陸間弾道ミサイル(ICBM)「ミニットマン」の発射実験を行ったりもした。

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