ハワイ州、核警報システムの訓練を毎月実施 冷戦以来初

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ハワイ州が北朝鮮の核ミサイル攻撃を想定した警報システムの訓練を毎月実施する

ハワイ州が北朝鮮の核ミサイル攻撃を想定した警報システムの訓練を毎月実施する

(CNN) 米ハワイ州は12月1日から、北朝鮮による核ミサイル攻撃を想定した警報システムの訓練を毎月実施する。同州でそうした訓練が行われるのは、冷戦終結以来となる。

ハワイ州緊急管理当局によると、核ミサイル警報の訓練は、全州で毎月行っている警報システムの一環として実施する。

毎月最初の平日の午前11時45分、スピーカーから警戒警報信号を50秒間流し、10秒間おいた後に、「攻撃警戒警報」の信号を50秒間流す。 想定では、実際に攻撃を受けた場合、この攻撃警戒警報が流れると、ハワイの住民140万人が直ちにシェルターに避難する。緊急アラートはテレビやラジオでも放送する。

北朝鮮からハワイまでの距離は約7500キロ。北朝鮮が発射したミサイルがハワイに到達するまでの時間は20分ほどしかない。

「発射されたミサイルの性質を太平洋軍が見極めるには5分ほどかかる。その間もミサイルは飛び続ける。つまり、住民がシェルターに避難するための時間は約15分」。ハワイ緊急管理当局はそう説明する。「それほど多くの時間はない。だが生き延びるチャンスをつかむには十分な時間だ」

韓国統一相は28日、早ければ2018年にも北朝鮮が核弾頭を長距離弾道ミサイルに搭載できるようになるかもしれないとの見通しを示し、「北朝鮮が来年にも核計画の完成を宣言する可能性は排除できない」と語った。

ハワイが核による攻撃を受けた場合、住民は14日間、または安全宣言が出されるまで、シェルターにとどまるよう勧告される。最初の核攻撃で死亡するハワイの住民は1万8000人と当局は推定している。

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