トランプ氏の「盗聴」発言、FBIが司法省に反論要請

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FBI、司法省に反論要請

(CNN) トランプ米大統領がオバマ前大統領に電話を盗聴されたと主張している問題で、米連邦捜査局(FBI)が4日に司法省に対してトランプ氏に反論するよう働き掛けていたことが分かった。事情に詳しい複数の情報筋がCNNに語った。

この件については、米紙ニューヨーク・タイムズが最初に報じていた。

連邦当局が捜査の一環として市民の電話を盗聴する場合は、司法省から令状を取ることになっている。大統領が盗聴の命令をただ出したとすれば、大統領権限の乱用という違法行為に当たる。情報筋によれば、FBIはこうした認識に基づいて反論を要請したという。

トランプ氏は4日早朝から突然、一連のツイートでオバマ氏による盗聴を主張した。司法省は今のところ、このツイートについて何もコメントしていない。

ホワイトハウスは今のところ、トランプ氏の主張を裏付ける証拠を一切提示していない。オバマ氏が盗聴を命じたことを示すような、信用性のある公の報告もない。

オバマ氏自身も報道官を通し、トランプ氏の電話盗聴を命じた事実はないと述べている。

FBIからの反論要請についても司法省の報道官とFBI自体にコメントを求めたが、どちらからも回答は得られなかった。

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