米国内の蚊からジカウイルス感染 米本土で初

蚊によるジカウイルスの感染拡大が懸念されている=CDC

蚊によるジカウイルスの感染拡大が懸念されている=CDC

(CNN) 米フロリダ州の保健当局は29日、同州のマイアミデード郡とブロウォード郡の住民4人が蚊の媒介によりジカウイルス感染症(ジカ熱)に感染したと発表した。米本土で蚊からジカウイルスが感染した例が確認されたのは初めて。

4人の身元は明らかにされていないが、入院が必要なほどの症状は示していないという。

保健当局は声明で、「捕獲した蚊の中にジカウイルスの陽性反応を示した個体はないが、患者らはこの地域に生息する蚊から感染したようだ」と述べた。

米疾病対策センター(CDC)のトム・フリーデン所長は同日、「全ての証拠を検討したところ、今回の件は数週間前に蚊が媒介して起こった感染であることが示された」と述べた。

当局者らは、感染はマイアミ中心部の北側にある狭い地域に限定されているとみている。ただ地元や州、国の保健当局者は、感染の広がりを確認するため、住民を個別に訪問して尿サンプルの提出を求めるなどの調査を続けている。新たな感染例が出てくることも予想される。

ジカウイルスに感染しても8割の人には症状が現れず、自身の感染に気づかないケースもある。発症した場合、発熱や発疹、関節の痛み、目の充血などが見られ、数日から1週間ほど症状が続く。治療法や予防ワクチンはない。

現時点でフロリダ州のジカウイルス感染者は386人。うち55人を妊婦が占める。感染者が最も多いのはマイアミデード郡で99人、続いてブロウォード郡が55人となっている。

ジカウイルスへの感染発生は、60を超える国と地域で報告されている。米国の保健当局者は以前から、国内の蚊による感染が起きる可能性を警告していた。ただ、米自治領プエルトリコや米州大陸の広い地域で見られるような大規模流行につながる見込みは少ないとしている。

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