米銃乱射容疑者、事件前に射撃練習 過激化は2年以上前か

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2014年に空港内で撮影された両容疑者の写真=Chicago O'Hare Airport提供

2014年に空港内で撮影された両容疑者の写真=Chicago O'Hare Airport提供

(CNN) 米カリフォルニア州サンバーナディノで起きた銃乱射事件を調べている米連邦捜査局(FBI)は7日、実行犯2人が事件前から射撃を練習するなど、計画的に犯行準備を進めていたとの見方を示した。当局者らは、2人が過激化した時期や経緯を捜査している。

FBIロサンゼルス支局の幹部が報道陣に語ったところによると、実行犯のサイード・ファルーク容疑者と妻のタシュフィーン・マリク容疑者は同市周辺の射撃場に何度か通っていた。このうち少なくとも一度は、事件の数日前だったという。

同幹部は、両容疑者が過激思想に感化されてからすでにかなり時間がたっていたとの見方を示し、「問題はだれの力によって、どこで、どのように過激化したのかという点だ」と指摘した。

これまでの調べで2人が過激派組織「イラク・シリア・イスラム国(ISIS)」を支持していたことは分かったが、ISISの指導者らと実際に会ったり、指示を受けたりしていたかどうかは不明のまま。自力のみで過激思想の知識を得て、犯行を計画、実行した可能性もあるという。今のところ、米本土以外への攻撃が計画されていた形跡は報告されていない。

また情報筋がCNNに語ったところによると、マリク容疑者は出身国パキスタンにいた2年以上前から過激思想に感化されていたとみられる。同容疑者はその後、ファルーク容疑者の婚約者としてビザを取得、渡米した。当局者らは、マリク容疑者がこの後、ファルーク容疑者にも過激思想を勧めた可能性があるとみて捜査している。

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