宇宙人探査、山火事で一時中止 米

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宇宙の知的生命体を探すSETI研究所の望遠鏡群=Science Channel/Juaquin Cambron提供

宇宙の知的生命体を探すSETI研究所の望遠鏡群=Science Channel/Juaquin Cambron提供

(CNN) 米カリフォルニア州北部で山火事が発生し、多数の望遠鏡で地球外知的生命探知の作業に当たる施設が一時閉鎖され、科学者らの職員が退避し業務が中断される騒ぎが7日までにあった。

この施設は同州ハットクリーク近くにあり、地球外知的生命探知(SETI)研究所の電波望遠鏡が多数設置されている。同研究所の幹部によると火災は一時、施設から約1.6キロ内まで迫ったという。「地球外の生命体が閉鎖の時期にコンタクトを試みたとは思えないけど」とも語っている。

火災は同州サクラメントから北へ約322キロの地点で発生。火勢はSETI施設の東や西の方向から近付き、西の火災は道路を越えて延焼し、施設職員が昼食時によく使っていた場所も焼き尽くしたという。

退避時には望遠鏡の作動を停止した他、コンピュータ-、インターネット接続や電力も全て切断し、職員は安全な場所に避難した。施設閉鎖は数時間続いたとみられる。職員らはその後、施設に戻ることが許された。望遠鏡による探査作業は再開が可能となっている。

山火事では約125平方キロメートル以上の面積が既に焼かれ、焼失などの危機にあった住宅は700棟余に達する。地元の消防当局によると、火災の35%で消火に成功し、今月20日までに完全鎮火が可能と見ている。

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