米軍機がスウェーデン領空侵犯、ロシア戦闘機の追跡回避で

米偵察機「RC-135」

米偵察機「RC-135」

ワシントン(CNN) 米軍当局者は3日までに、ロシア軍の情報収集に当たっていた米空軍の偵察機が先月18日、緊急発進したロシア軍戦闘機の追跡をかわすため無断で北欧スウェーデン領空に侵入したことを明らかにした。

ウクライナ東部でマレーシア航空17便が撃墜され、多数の犠牲者が出た事件の翌日の出来事だった。撃墜事件をきっかけにウクライナ情勢をめぐる欧米とロシアとの対立はさらに先鋭化している。

スウェーデン領空を侵犯した偵察機は「RC-135」型機で、ロシア戦闘機の接近を回避するため他の国の空域に進入した可能性もある。当該国が通過の許可を出していたのかは不明。

米軍当局者によると、RC-135は国際空域を飛行し、ロシア軍の動向などを探る電子情報の傍受に当たっていた。しかし、ロシア側は地上配備のレーダーで同機を終始監視する行動を開始。この後、戦闘機少なくとも1機を発進させていた。米軍機に対するロシアのレーダー追尾は異例の措置としている。

偵察機の乗員はレーダー追跡に懸念を深め、現場空域からの即座の離脱を決めた。一番近い空域はスウェーデン領空だったという。領空侵犯についてはスウェーデンの地元メディアが最初に伝えた。ロシア政府当局者は戦闘機発進などについてコメントを速やかに出すなどの対応は見せなかった。

危険な事態に陥りかねない米軍機とロシア軍機の接近については、ロシアと日本の間にあるオホーツク海上空で今年4月23日、ロシア軍のSu-27型戦闘機が米空軍のRC-135U型偵察機の機首前方を横切る行動を見せていた。

米ロの軍用機の遭遇は、欧州北部や米アラスカとロシア極東部の間の空域などでしばしば発生している。

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