通行人を殴る「ノックアウト・ゲーム」が流行、死亡例も 米

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ニューヨーク警察は先週、ユダヤ系住民の多いクラウンハイツで襲撃が続発していることを受け、同地区に配置する警官を増員した。ニューヨーク州議会には「ノックアウト襲撃防止法」として、無差別襲撃の容疑に問われた少年を成人として裁く法案が提出された。

ニューヨークのユダヤ系とアフリカ系の指導者が若者同士の関係改善を話し合った会合でも、ノックアウト・ゲームが大きな議題となった。

ペンシルベニア州ピッツバーグでは昨年10月、駐車中の車に向かって歩いていた男性教師(50)が殴られ、道路のコンクリートで頭を打った。防犯カメラの映像から15歳の少年が拘束された。警察の報道官は、スマートフォンや音楽に気を取られている歩行者が狙われやすいとして注意を呼び掛けた。

同州フィラデルフィアのドレクセル大学で心理学と教育学を研究するチャック・ウィリアム教授は、「こうした若者たちは注意を引くためなら何でもするという心理状態にある。捕まれば名が知られるし、未成年だから短期間で釈放されるという発想だ」と指摘している。

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