車乗っ取られボストン爆破容疑者と90分、男性が語る

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ジョハル・ツァルナエフ容疑者(左)と兄のタメルラン・ツァルナエフ容疑者

ジョハル・ツァルナエフ容疑者(左)と兄のタメルラン・ツァルナエフ容疑者

ダニーさんは努めて中国人であると強調し、携帯電話や家族のことなど、身近な話題を選んで会話した。「中国人と強調したから命が助かったと思う」と振り返る。

兄弟の会話から「マンハッタン」という言葉が聞き取れ、2人がニューヨークを目指していると察知したという。自分は途中で殺害されて橋の下に捨てられると思ったとダニーさんは語った。

乗っ取りから約90分後、給油のために立ち寄ったガソリンスタンドで、ダニーさんは車から逃げ出した。その時、タメルラン容疑者につかまれた感触があり、ののしりの言葉をなげられた気がしたが、ひたすら走ったという。

ダニーさんはガソリンが切れたおかげで助かったと話している。

タメルラン容疑者はその後、警察との銃撃戦で死亡した。ジョハル容疑者は近くの民家の庭に隠れているところを発見され、拘束された。調べに対し、ニューヨークのタイムズスクエアで残り6個の爆弾を使う計画だったと供述している。

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