ハンセン病患者を支援したマザー・マリアンヌ、聖人に 米国

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ハワイでハンセン病患者を支援したマザー・マリアンヌと他のシスターたち=同会提供

ハワイでハンセン病患者を支援したマザー・マリアンヌと他のシスターたち=同会提供

1918年、マザー・マリアンヌが80歳で亡くなると、周囲の修道女らは列聖に向けた手続きを始めた。本人が書き残した文章や周囲の人々の証言を集めて審査を受け、ヨハネ・パウロ2世から「神のしもべ、尊者」の認定を受けた。

さらに聖人の称号を授与されるには、「神のしるし」とされる奇跡が2件、認められなければならない。この過程には何百年もかかるケースが多い。

マザー・マリアンヌの場合、1992年に1件目の奇跡が訪れた。ニューヨーク州シラキュースに住む14歳の少女、ケイト・マホニーさんが、卵巣がんの化学療法による副作用で激しい腹痛を訴え、病院で手術を受けた。手術中に心肺停止に陥り、医師も回復は望めないとの見方を示した。しかし、友人らがカトリック教会に助けを求め、病室を訪れた修道女がマザー・マリアンヌの遺品で少女の体に触れると、マホニーさんは間もなく回復したという。この奇跡が認められ、マザー・マリアンヌは2005年に「福者」の称号を受けた。

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