故ジョブズ氏の邸宅に空き巣 コンピューターなど盗んだ男を拘束
(CNN) 米カリフォルニア州パロアルトで先月、アップル創業者の故スティーブ・ジョブズ氏の自宅に侵入し、コンピューターなど約6万ドル(約470万円)相当を盗んだとして、男が逮捕されていたことが分かった。
地元検察幹部によると、同州アラメダ郡在住のカリーム・マクファーリン容疑者(35)は先月17日にジョブズ宅からコンピューターなどを盗み、さらに盗品を転売したとして、今月2日に逮捕された。邸宅は当時改築工事中で、中にはだれもいなかったという。盗まれた物の持ち主がジョブズ氏だったのか、家族の誰かだったのかは明らかでない。
同幹部がCNNに語ったところによると、ジョブズ氏宅と知っていて狙った形跡はなく、偶然の犯行だったとみられる。容疑者は「盗んだコンピューター装置の使用」によって見つかったとされるが、詳細は不明だ。
同容疑者は20日に出廷する予定。検察によると、最大で禁錮7年8カ月の刑を言い渡される可能性がある。
邸宅は、高級住宅地の一角に位置するれんが造りの2階建て。ジョブズ氏が1990年初めに購入し、妻や3人の子どもたちとともに暮らしていた。