スナップチャット、1200人の人員削減へ
(CNN) 写真・動画共有アプリ「スナップチャット」を運営する米スナップは、従業員の約20%に相当する1200人あまりの人員を削減すると発表した。同社の従業員数は全世界で6400人超。
米国ではここ数カ月、物価が上昇し、連邦準備制度理事会(FRB)による政策金利の引き上げが行われるなか、広範囲に経済状況が悪化している。最近の市場の低迷は特にIT企業に対して打撃となっており、雇用の凍結やレイオフ(一時帰休)をはじめとした費用削減策が数カ月にわたって見出しをにぎわせている。
スナップのエバン・シュピーゲル最高経営責任者(CEO)は、人員削減を発表した声明の中で、コミュニティーの成長と、売り上げの増加、拡張現実(AR)の3つを「戦略的な優先事項」として挙げた。
米証券取引委員会(SEC)に提出した報告書によれば、スナップの正社員の数は2022年第2四半期で6446人だった。
スナップの株価は年初来75%以上、下落している。特に7月は発表した売り上げの伸びが低調だったほか、投資家に対して予想以上に早く景気が悪化していると警告していた。