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故ダイアナ妃が婚約記念写真で着用、フリル襟のブラウスが競売に

故ダイアナ妃が婚約記念写真で着用したフリル襟のブラウスが競売にかけられる

故ダイアナ妃が婚約記念写真で着用したフリル襟のブラウスが競売にかけられる/Julien's Auctions

(CNN) 英国の故ダイアナ元皇太子妃が1981年の婚約記念ポートレートで身に着けていた、フリル襟の淡いピンクのブラウスが来月競売に掛けられる。落札額は最高10万ドル(約1480万円)に上ると予想されている。

ダイアナ妃はこのブラウスを着用してスノードン卿によるポートレート写真の撮影に臨んだ。当時のチャールズ皇太子(現国王)との婚約が発表された際、ファッション誌「ヴォーグ」を含む複数の雑誌や新聞がこの写真を使用した。

襟元に繻子(しゅす)のリボンがちょう結びにされたブラウスは、エリザベス・エマニュエル、デービッド・エマニュエル両氏がデザインしたもの。両氏は後にダイアナ妃のウェディングドレスを手掛けたことで知られる。

競売を行う米ビバリーヒルズの会社ジュリアンズ・オークションズによると、ブラウスの生地は、顧客の試着中にスカート部分にマスカラの染みが付いてしまったドレスを再利用したものだという。このエピソードはエリザベス・エマニュエル氏の著書「A Dress for Diana(原題)」で言及されている。

「(ダイアナ妃は)棚に置かれた私たちのブラウスを見るなり一目ぼれして、誰が作ったのかと尋ね、そこから私たちの元に問い合わせが来た」とエマニュエル氏は振り返る。

ダイアナ妃の着用後、エマニュエル氏はブラウスを手元に置いておき、2010年に売却した。17~19年には、ダイアナ妃の服を扱った展覧会の一部としてケンジントン宮殿に展示されたこともある。

今回の競売ではダイアナ妃が2度着用した夜会ドレスも出品され、最大20万ドルで落札されるとみられている。

このドレスは星の刺繍(ししゅう)が入った黒いビロードのボディスに、低いウエストライン、肩パッド、青のスカートを組み合わせたデザインで、ダイアナ妃がけん引役となった1980年代のファッションをほうふつさせる。

今回の競売にはこのほか、米ハリウッドのそうそうたるスターが1950~60年代に使用、あるいは着用していた記憶に残る品も出品される。

オードリー・ヘプバーンが1963年の映画「シャレード」で着用したジバンシィの黄色のコートは、最大4万ドルで落札される見通し。マリリン・モンローが一時所有していた旅行用時計には、4000ドルの値が付く可能性がある。

競売は12月14~17日、ビバリーヒルズ現地とオンラインで開催される予定。

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