Fashion

「自殺ファッション」非難の的に、バーバリーが謝罪

首周りにロープの輪をあしらったフーディー

首周りにロープの輪をあしらったフーディー/REX/Shutterstock

英高級ブランドのバーバリーが、首周りにロープの輪をあしらったフーディーを英ロンドンのファッションショーに登場させ、批判を浴びて謝罪した。

このデザインについてはバーバリーのモデルが問題を提起、インターネットで反発が広がったことを受け、バーバリーのコレクションから外された。

ロープの輪をあしらったフーディーは、ロンドンファッションウィークで17日にバーバリーが披露した秋冬コレクション「テンペスト」シリーズの製品だった。同社のマルコ・ゴベッティ最高経営責任者(CEO)はCNNに寄せた声明で、この製品について「不快な思いをさせた」として謝罪。マリンをテーマとしたコレクションに沿ったデザインだったとしながらも、「配慮に欠け、誤りだった」と言い添えた。

批判を展開したのは同ファッションショーに登場したモデルのリズ・ケネディさんだった。インスタグラムへの投稿の中でケネディさんは、首周りのロープの輪について懸念を伝えたにもかかわらず、相手にしてもらえなかったと告白。「自殺はファッションではない」と述べ、ロープの輪のデザインは「恐ろしいリンチの歴史」を思い起こさせるとも記している。

ケネディさんによれば、ショーの前にスタッフが天井からロープの輪をぶら下げて冗談を言っていたといい、懸念を伝えても「ファッションだから」で片づけられたという。

ゴベッティCEOは、ケネディさんに電話で謝罪したことを明らかにした。

ショーを手がけたデザイナーでバーバリーの最高クリエイティブ責任者、リカルド・ティッシ氏も、「不快な思いをさせてしまったことを心から申し訳なく思う」と謝罪している。

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