Arts

本人の指紋付きのレンブラント絵画、来月競売へ

レンブラント本人の指紋が残されているというキリストの肖像のための習作

レンブラント本人の指紋が残されているというキリストの肖像のための習作

オランダの巨匠レンブラントが400年近く前に描いた人物画で、本人のものとみられる指紋2つが見つかっている作品が来月5日、ロンドンでオークションにかけられる。落札価格は推定で800万~1055万ドル(約9億~12億円)となっている。

オークションを運営するサザビーズの声明によると、指紋はレンブラントの親指のものと考えられ、縦約25センチの作品の底部に残されていた。上塗りによって隠されていたが、2011年にパリのルーブル美術館での展示に先駆けて行った「技術的な検証と修復」の過程でその存在が明らかになった。

上塗りで隠されていたという2つの指紋/ Credit: Sotheby's
上塗りで隠されていたという2つの指紋/ Credit: Sotheby's

サザビーズの幹部は、レンブラントのものとされる指紋がほかにないため見つかった指紋との直接の比較はできないとしながらも、「当初塗られた絵の具の層についており、場所も作品の下の縁に沿っていることから、画家本人と関連があるとする見方は極めて有力だ」と指摘する。

当該の作品は祈りを捧げるイエス・キリストの肖像に向けた習作で、胸の前で手を組んだ若い男性の上半身を描いている。制作年代は1650年ごろで、同じモデルを使ったスケッチが複数残されている。

モデルを務めたのは近所に住む若者だとみられている/ Credit: Sotheby's
モデルを務めたのは近所に住む若者だとみられている/ Credit: Sotheby's

作品は最近までアムステルダムの美術館で公開されていた。オークションにかけられるのは60年ぶりとなる。

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