豪カンタス、A380でロンドン直行便を運航へ 最初で最後か

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豪カンタスがエアバスA380でロンドン直行便を運航する/Brendon Thorne/Getty Images

豪カンタスがエアバスA380でロンドン直行便を運航する/Brendon Thorne/Getty Images

(CNN) オーストラリアの航空最大手カンタス航空は今週、同国とロンドンをエアバスA380型機で結ぶ初の直行便を運航する。新型コロナウイルス感染拡大の影響で偶然実現するが、今回の往復限りとなる可能性もある。

航空業界の需要激減を受け、カンタス航空は今月末までに全国際線の運航を停止する。主力のシドニー・ロンドン路線も26日シドニー発、27日ロンドン発の往復が最終となる。

この路線は本来、シンガポールのチャンギ空港を経由することになっているが、同空港では24日以降、乗り継ぎが禁止される。

そこで代わりに、ルート上に位置する豪北部準州の州都ダーウィンで給油することになった。ダーウィンとロンドンが直行便でつながるのもこれが初めてだ。

国際便の停止は少なくとも5月末まで続く予定。カンタスが保有するA380型の12機も全て運航を取りやめる。A380型機はエアバスが来年で生産を終了すると発表し、すでに各航空会社で退役が進んでいることから、カンタスが国際便の停止を解除しても、再登場する可能性は低いとみられる。

カンタス航空は昨年11月、ロンドンからシドニーへ直行する試験飛行で移動距離1万7800キロ、飛行時間19時間19分と、いずれも商用飛行としては最長の記録を樹立していた。

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