山火事現場からピューマの赤ちゃん救出 米カリフォルニア

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火災現場から発見され保護されたピューマの赤ちゃん/Oakland Zoo

火災現場から発見され保護されたピューマの赤ちゃん/Oakland Zoo

(CNN) 米カリフォルニア州北部の山火事現場からやけどを負ったピューマの赤ちゃんが救出され、サンフランシスコ郊外のオークランド動物園に保護された。

オークランド動物園によると、ピューマは体重1.6キロほどで、生後3~4週間とみられる。9月27日に州北部レディング近郊の山火事現場で消防士に発見され、州の魚類野生生物局へ運ばれた。

焼け出された動物でごった返す同局から、さらにオークランド動物園に移された。搬送を担当した同局の専門家は「すばしこく元気な様子に、きっと大丈夫だろうと希望が持てた」と話す。

赤ちゃんのひげは焼け焦げ、足に重いやけどを負っていた。1日に受けたX線撮影の結果、煙による肺の損傷や骨折の心配はないと分かったが、目にもひどい炎症がみられる。

保護されたピューマは警戒心が強く元気なため専門家らは明るい見通しを示している/oakland zoo
保護されたピューマは警戒心が強く元気なため専門家らは明るい見通しを示している/oakland zoo

同園はカリフォルニア大学デービス校と協力してやけどの治療に当たり、痛み止めや抗生物質、栄養分と水分を投与している。担当の獣医らは慎重ながらも明るい見通しを示しているという。

野生のピューマは一般に、自力でえさを捕まえて生きていけるようになるまで、生後2年間ほど母親とともに行動する。だがこの赤ちゃんは親がいないため、野生には帰さず動物園で飼育することになりそうだ。

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