南極のペンギン、ふんから大量の「笑気ガス」が発生

ペンギンのふんの中の窒素が微生物の働きで笑気ガスとして放出されているという/ Martin Zwick/REDA&CO/Universal Images Group via Getty Images

ペンギンのふんの中の窒素が微生物の働きで笑気ガスとして放出されているという/ Martin Zwick/REDA&CO/Universal Images Group via Getty Images

(CNN) 南極付近に生息するオウサマペンギンの群れを調べた研究で、歯科治療の麻酔などに使われる亜酸化窒素(笑気ガス)がペンギンのふんから大量に発生していることが分かった。

研究チームは南極大陸沖のサウスジョージア島で、オウサマペンギンの活動が土壌中の温室効果ガスの変化にどう影響するかを調べ、結果を環境科学の専門誌に発表した。

それによると、魚やイカ、オキアミを食べたペンギンのふんに含まれる窒素が、土壌中の微生物の働きにより、亜酸化窒素となって放出される。その量は肥料をまいたばかりの畑の約100倍にも上る。現地で数時間にわたってふんを調べていた研究者の1人が、「完全に正気を失ってしまった」ほどだという。

亜酸化窒素は代表的な温室効果ガスのひとつだが、今のところペンギンのふんから発生するのは、地球環境に影響を及ぼすほどの量ではない。

だが研究チームによると、今後南極の氷が解けてオウサマペンギンの生息圏が広がれば、この地域の温室効果ガス排出量が急増するなどの影響が出る可能性もあるという。

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