米名脇役のエメット・ウォルシュ氏死去、88歳 「ブレードランナー」で名声

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米俳優のエメット・ウォルシュ氏が死去/Lionel Hahn/Abaca/Sipa/AP

米俳優のエメット・ウォルシュ氏が死去/Lionel Hahn/Abaca/Sipa/AP

(CNN) 「ブレードランナー」「ブラッド・シンプル」などの米国映画に出演した名脇役、エメット・ウォルシュ氏が死去したことが分かった。88歳だった。

ウォルシュ氏のマネジャーが死去の報道について確認した。心停止を起こした後、19日にバーモント州の病院で亡くなったという。

ウォルシュ氏のキャリアは60年に上り、大小さまざまな映画や舞台に出演した。

印象的な役柄は数多くあるが、中でも1990年代後半の「ベスト・フレンズ・ウェディング」で演じた花婿の父親や、80年代のB級ホラー映画「クリッター」での保安官の役は記憶に残るだろう。82年の「ブレードランナー」ではハリソン・フォード演じる刑事の厳しい上司を好演し、このSF映画に紛れもないノワール的な色彩を与えた。

テレビでも「そりゃないぜ!? フレイジャー」や「X―ファイル」、「NYPDブルー」を含むシチュエーション・コメディーやドラマに多数出演した。

マネジャーが提供した故人の略歴によると、ウォルシュ氏は1935年3月にニューヨーク州オグデンズバーグで生まれ、バーモント州で育った。61年にはニューヨークの演劇学校を卒業した。

70年にロサンゼルスに移ると、「小さな巨人」「おかしなおかしな大追跡」「エアポート'77/バミューダからの脱出」といった映画に出演。ハリウッドで有力俳優としての地位を確立した。

85年にはコーエン兄弟が監督を務めた「ブラッド・シンプル」で初代インディペンデント・スピリット賞の主演男優賞に輝き、87年にはやはりコーエン兄弟の「赤ちゃん泥棒」に出演した。近年の出演作には「アメリカン・ジゴロ」などがある。

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