中国著名シェフ、二度と卵チャーハンを作らないと宣言 毛沢東の息子侮辱と批判され

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卵チャーハンの動画で国家主義者からの批判を招き、謝罪に追い込まれたシェフの王剛氏/Chef Wang/YouTube

卵チャーハンの動画で国家主義者からの批判を招き、謝罪に追い込まれたシェフの王剛氏/Chef Wang/YouTube

王氏の動画は単に卵チャーハンのつくり方に関する内容だが、中国の一部の国家主義者にとっては、毛岸英の死亡日や、誕生日に当たる10月24日の前後で卵チャーハンに言及することは意図的な侮辱行為に等しい。

ただ、著名シェフや他のインフルエンサーによる卵チャーハンへの言及を批判したことで、国家主義者は意図せずして、政府が封じ込めに躍起になっている噂(うわさ)を広める結果になった。

この物議を醸す説によると、中国人民解放軍の将校だった毛岸英は空爆中、避難を求める命令に従わなかった。空腹を覚えた毛岸英が卵チャーハンをつくろうとコンロに点火したところ、煙が上がり、敵機に居場所を知られる結果になったとされる。

この説明は指揮拠点で毛岸英の同僚だった軍将校の回顧録で言及されているが、中国当局は噂に過ぎないとして繰り返し否定している。

習近平(シーチンピン)国家主席の下、中国政府は国家の英雄を批判したり、英雄に関する公式の説明を疑問視したりする声を封殺してきた。2018年には、国の「英雄や殉教者」の中傷を禁じる法律が可決され、禁錮3年以下の犯罪と定められていた。

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