FIFA腕章問題、欧州7チームが法的措置を検討 オランダサッカー協会

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EURO2020の試合で「OneLove」の腕章を着けるオランダ代表の選手/Alex Livesey/UEFA/Getty Images

EURO2020の試合で「OneLove」の腕章を着けるオランダ代表の選手/Alex Livesey/UEFA/Getty Images

(CNN) サッカー・ワールドカップ(W杯)カタール大会に出場する欧州の7チームが国際サッカー連盟(FIFA)から「OneLove」と書かれた腕章の着用を禁止された問題で、オランダサッカー協会は24日、7チームはスポーツ仲裁裁判所(CAS)への提訴は行わない方針を決めたものの、依然として法的措置を検討中だと明らかにした。

OneLoveの腕章には様々な色のストライプで塗り分けされたハートが描かれ、あらゆる伝統や生い立ち、性別、性自認を表すデザインとなっている。

イングランドとウェールズ、ベルギー、オランダ、スイス、ドイツ、デンマークの主将は今回、多様性と包摂性を推進するためW杯での腕章着用を予定していた。だが、FIFAが21日、着用した選手にイエローカードを出す方針を明確にしたことを受け、全チームとも着用を取りやめた。

オランダサッカー協会は「Onelove」のキャンペーンを継続する方針を明らかにしたうえで、「オランダや他の9カ国の主将は以前、ネーションズリーグで『OneLove』の腕章を付けてプレーしたことがある。この大会は欧州サッカー連盟(UEFA)の管轄下にあるため、問題は起きなかった」としている。

CASの報道官はCNNの取材に、「スポーツ仲裁裁判所はこの件に関して申し立てを受けていない」と確認した。

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