米ディズニーパークの「ジャングルクルーズ」見直しへ

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ディズニーパークのアトラクション「ジャングルクルーズ」の内容が見直される/Don Kelsen/Los Angeles TImes/Getty Images

ディズニーパークのアトラクション「ジャングルクルーズ」の内容が見直される/Don Kelsen/Los Angeles TImes/Getty Images

(CNN) かねて人種差別的との批判があったディズニーパークのアトラクション「ジャングルクルーズ」が見直されることになった。

米カリフォルニア州の「ディズニーランド」とフロリダ州の「ウォルト・ディズニー・ワールド」にあるジャングルクルーズは、創業者のウォルト・ディズニー氏が自ら監修したアトラクションのひとつ。船長の軽快なトークとともにジャングルの川をたどる設定だ。

自然ドキュメンタリーから着想を得たとされるが、途中の場面で登場する「先住民」は原始的な恐ろしい存在として描かれ、これが批判の的となっていた。

ディズニーパークの設計や企画を担当するウォルト・ディズニー・イマジニアリングはこのほど、「私たちを取り巻く世界の声を反映して」内容を刷新すると発表した。

今年はエミリー・ブラント、ジェシー・プレモンスらが出演し、ドウェイン・ジョンソンが船長を演じる実写版映画「ジャングルクルーズ」も公開される予定だが、アトラクションとの関連は明らかでない。

ディズニーパークのアトラクションでは昨年、「スプラッシュ・マウンテン」の見直しも発表された。南北戦争前の時代を舞台にしたディズニー映画「南部の唄」をモデルにした内容だったが、同作品は黒人の描写が問題視され、ほぼ封印されている。ディズニーによると、新たなキャラクターはディズニー初の黒人プリンセス映画として2009年に公開された「プリンセスと魔法のキス」などから登場させる。

映画シリーズの原案になったアトラクション「カリブの海賊」も、海賊による女性の人身売買シーンが批判を浴びた。このシーンは17年に略奪品のオークションに変更され、売られる女性の代わりに女海賊の役がつくられた。

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