007最新作「ノー・タイム・トゥ・ダイ」、再度の公開延期 来年4月に

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人気スパイ映画シリーズ「007」の最新作「ノー・タイム・トゥ・ダイ」の公開が来年4月に延期となった/Nicola Dove/EON Productions/Metro-Goldwyn-Mayer Studios

人気スパイ映画シリーズ「007」の最新作「ノー・タイム・トゥ・ダイ」の公開が来年4月に延期となった/Nicola Dove/EON Productions/Metro-Goldwyn-Mayer Studios

ロンドン(CNN Business) 人気スパイ映画シリーズ「007」の製作スタジオなどは4日までに、最新作「ノー・タイム・トゥ・ダイ」の劇場での一般公開の期日を来年4月2日に延期すると発表した。

新型コロナウイルスの流行を受けた公開の延期は2度目。米国の映画館では当初、今年4月10日に公開予定だったが、3月になり11月25日に繰り下げると発表されていた。

製作元のMGMとユニバーサル、プロデューサー2人は声明で、再度の延期について「世界中の映画館で観客に楽しんでもらうための措置」とした。

007シリーズは大きな興行収入を見込める人気映画で、世界規模でこれまで約50億米ドル(約5250億円)を稼いできた。シリーズの25作目となる最新作は新型コロナの流行で公開日が延期された初の話題作ともなっていた。

新型コロナの影響で一般公開を中止などした主要な映画は「ブラック・ウィドウ」など含め12作以上に達する。「ムーラン」などデジタル配信に転じた作品もある。

米国映画協会などは先々週、米連邦議会に映画館への優先的な金融支援を要請。現状が続けば中小規模の映画館の運営企業の69%が破産もしくは永続的に閉鎖する事態に追い込まれると警告。映画館関連の職務の66%が失われるとも訴えていた。

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