ロシアのリオ五輪出場、一律での禁止は見送り IOC

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IOCのトーマス・バッハ会長

IOCのトーマス・バッハ会長

ロシア選手については8月5日の五輪開幕までに、各競技連盟が個々に出場を認めるかどうかの判断を示すことになりそうだ。

一方IOCは、今回の問題を告発したロシアの女子陸上選手ユリア・ステパノワについては、告発の行動を評価しながらも、過去にドーピングで有罪判定を受けていることを理由にリオ五輪出場は認めない方針。

IOCの決定についてロシアのジューコフ・オリンピック相は、西側メディアの圧力に屈することなく「我が国の選手がロシア国旗の下でオリンピックに参加できるようにした思慮深い判断」と評価した。

これに対して米反ドーピング機関のタイガート会長はツイッターへの投稿で、「IOCは断固たるリーダーシップの発揮を拒んだ」と失望を表明。IOCが判断を委ねた競技連盟についても「開幕までの短い期間でこの状況に適切に対応できるだけのノウハウを持ち合わせていないのではないか」と懸念を示した。

今回の決定にかかわらず、ロシアの陸上選手は国際陸上競技連盟(IAAF)による資格停止処分を受け、リオ五輪には出場できない。

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