南極の「ドゥームズデー氷河」、崩壊なら数メートルの海面上昇も 「爪の先で」持ちこたえている状況と研究者

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氷河海底のマッピングを行った自律型無人潜水機/Anna Wåhlin/University of Gothenburg

氷河海底のマッピングを行った自律型無人潜水機/Anna Wåhlin/University of Gothenburg

論文の共著者を務めた英国南極観測局所属のロバート・ラーター氏によれば、現在のスウェイツ氷河は「まさに指の爪の先だけで持ちこたえている」状態であり、今後の短い時間尺度の中で大きな変化が起きると予想される。氷河の崩壊を食い止めている尾根はそれほど高くはなく、そうした変化は今後1~2年後にも生じる可能性があるという。

スウェイツ氷河は南極西部に位置する地球上でも最大規模の氷河で、その大きさはフロリダ州を上回る。ただ南極西部の氷床はさらに広大で、米航空宇宙局(NASA)によると、そこに閉じ込められている氷は地球の海面を最大4.8メートル上昇させる水準だという。

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