米アラスカ州産のさけが小型化、気候変動や餌の争奪戦が影響

海に出ることでサケは体が大きくなるが、今回の研究では米アラスカ州産のさけが小型化していることがわかった/Andrew Hendry/Handout/Reuters

海に出ることでサケは体が大きくなるが、今回の研究では米アラスカ州産のさけが小型化していることがわかった/Andrew Hendry/Handout/Reuters

(CNN) 米アラスカ州産のサケが気候変動と数が増えているサケの間の競争激化などが原因で体が小さくなり続けているとの新たな研究報告書がこのほど公表された。

米カリフォルニア大学サンタクルーズ校の教授らの研究者たちがまとめたもので、サイズの縮小の主因はサケが太平洋で過ごす時間が少なくなっていることとも見ている。

研究者たちはアラスカ州魚類狩猟局が1957年から2018年まで収集したデータを分析。対象となったサケは1250万匹を超えたという。

この結果、川に戻ってくるサケの年齢は昔と比べ若返っていることを示す確固かつ一貫した傾向を突きとめた。海洋はサケの生息には危険な場所と化しつつあることをうかがわせているともした。気候変動が海洋の基礎生産力の変化につながっているとも説明した。

調査の対象となったサケは4種で、キングサーモンやギンザケなどが含まれる。これら4種についてはアラスカ州の住民が体が小さくなったことに気づいていたという。

今回の報告書作成の責任者である教授は、海洋でカラフトマスを中心にしたサケ類が増えたことがアラスカ州に戻ってくるサケの体が小ぶりになったこととも関係があると指摘。

太平洋北部での生息数の多さは記録的な水準にあり、アラスカ州やアジアでの孵化(ふか)活動が一因と分析。結果的にサケの間で餌の争奪戦が起きるとも説明した。

報告書作成に加わったアラスカ大学の専門家は、研究者たちが次に取り組むべき課題として望んでいるのは太平洋そのもので生じている変化の分析だと述べた。

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