過去最大級の「怪物花」ラフレシア発見 インドネシアの森

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西スマトラ州の森で見つかったこのラフレシアは直径は4フィート(約122センチ)近くで、記録上過去最大と見られている/Xinhua/Andri Mardiansyah/Getty Images

西スマトラ州の森で見つかったこのラフレシアは直径は4フィート(約122センチ)近くで、記録上過去最大と見られている/Xinhua/Andri Mardiansyah/Getty Images

(CNN) ラフレシアは、他の植物に寄生する特性や耐え難い悪臭から「モンスターフラワー(怪物の花)」と呼ばれることが多いが、インドネシアの野生生物当局者が発見したラフレシアは、すべてのラフレシアの中で最も「怪物的」かもしれない。

インドネシアの西スマトラ州にある自然資源・保全センターによると、西スマトラの森で最近咲いたラフレシアは直径が4フィート(約122センチ)近くあり、記録に残っている世界最大の花の可能性があるという。

CNNインドネシアによると、不思議なことに、この花が咲いていたのは2017年に発見され当時最大だったラフレシアが咲いていたのと同じ場所で、しかも同じ植物に寄生していた。しかし、今回発見された花は幅が約10センチ長いという。

ラフレシアは寄生植物で、根や葉はなく、寄生している植物から水や栄養を吸収して生きている。ラフレシアが姿を見せるのは、寄主植物の上に花を咲かせた時だけだ。

花の開口部から腐った肉のような悪臭を放つことから「死体の花」と呼ばれることもある。しかし、その悪臭が虫を引き寄せ、それらの虫が運ぶ花粉で受粉する。

しかし、ラフレシアの寿命は非常に短く、花は開花から約1週間で枯れてしまう。今回発見された世界最大の花も余命はわずかだ。

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