1日18時間の絶食で寿命が延びる? 肥満や糖尿病に改善効果 米研究

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慣れるまでは食べられないことへのストレスから、かえって食生活が乱れる恐れも/Getty Images

慣れるまでは食べられないことへのストレスから、かえって食生活が乱れる恐れも/Getty Images

絶食にはインスリン抵抗性を改善させる効果もあると思われる。2018年の調査では、治療は不可能といわれる2型糖尿病の男性3人が断続的な絶食を行って減量した結果、インスリン注射を中止できたと報告されている。

高齢者がカロリー制限のダイエットを行った結果、絶食しなかったグループに比べて言語記憶力が改善したという2009年の調査もある。

ただし、断続的な絶食の長期的な効果を検証するためにはさらなる調査が必要とされ、現時点での研究結果は限られていると研究チームは指摘する。

さらに、1日3回の食事が当たり前になっている米国のような国では、そのパターンを変えることは医師にも患者にも思いもつかないとマトソン氏は言う。

患者が空腹を感じてイライラが募り、集中力が低下するのはほぼ確実だ。2017年の医学誌JAMAによれば、絶食を指示された患者のうちほぼ40%は脱落していたことが判明。「絶食しない日は食生活が不健康になる危険がある」と専門家は述べていた。

これに対してマトソン氏は、「最初は空腹やイライラを感じるのが普通だが、それは通常、2週間~1カ月ほどで過ぎ去り、体と脳が新しい習慣に順応する」と指摘している。

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