シドニー郊外で巨大なヘビの皮を発見、ボアコンストリクターに警戒呼びかけ

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オーストラリア・シドニー郊外で、ボアコンストリクターの成体のものとみられる脱皮したばかりの皮が見つかった/Shutterstock

オーストラリア・シドニー郊外で、ボアコンストリクターの成体のものとみられる脱皮したばかりの皮が見つかった/Shutterstock

(CNN) オーストラリア・シドニーの近郊で、巨大ヘビの脱皮したばかりの皮が見つかり、州当局が住民に警戒を呼びかけている。

ニューサウスウェールズ州政府によると、見つかった皮は、体長が平均約3メートルにも達する世界最大級のヘビ、ボアコンストリクターの成体のものと思われる。

脱皮した皮は10日にシドニー西郊のシルバーデールで見つかった。ボアコンストリクターは今も野放し状態にあると思われる。

当局は住民に対し、目撃した場合は州森林局に連絡するよう呼びかけている。ただしヘビとの接触は避け、もし安全を確保できる場合は写真を撮るよう促した。

ボアコンストリクターは毒ヘビではないものの、噛まれたり巻き付かれたりする恐れもあり、「野生生物を脅かす深刻な脅威であると同時に、人にも危険を及ぼしかねない」と州当局は警告している。

世界最大級のヘビ「ボアコンストリクター」のものと思われる、脱皮したヘビの皮が見つかった/OSCAR RIVERA/AFP/AFP/Getty Images
世界最大級のヘビ「ボアコンストリクター」のものと思われる、脱皮したヘビの皮が見つかった/OSCAR RIVERA/AFP/AFP/Getty Images

同州はヘビを見つけて捕獲するために捜索隊を組織したことを明らかにした。

ヘビの皮は、シルバーデールで建物の改修工事を行っていた建設作業員が見つけて当局に通報した。

同州では、動物園以外でのボアコンストリクターの飼育を禁止している。ボアコンストリクターは中南米に生息するヘビの仲間で、とがった頭と独特の模様をもつ。

森林局は、捕獲できたら専門家に調べてもらい、どこから来たのかを調べる方針。この地域に生息していた期間や、食べていた餌の種類、感染症の有無、子どもが生まれていたかどうかについても調査する。

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