ヒースロー空港の備品が競売に、手荷物コンベヤーも 英

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ヒースロー空港の備品が競売に=Courtesy CAGP

ヒースロー空港の備品が競売に=Courtesy CAGP

(CNN) 改修工事が進む英ヒースロー空港の「ターミナル1」。その備品が21日に競売にかけられる。航空ファンは出入国審査デスクや手荷物コンベヤーなど、空の旅の歴史の一断面を手にすることができるかもしれない。

ターミナル1はジェット機全盛時代の到来に伴い、主要な輸送ハブとして利用されてきた。しかし世界を股にかける旅行の象徴的存在だったこのターミナルも、2015年以降は使われていない。

21日の競売はヒースロー空港のターミナル5近くで行われ、後日にはインターネットで入札する機会も設けられる予定だ。

ターミナル1がオープンしたのは1968年。開設式典は英エリザベス女王が執り行った。ピーク時には年間900万人以上の旅客がターミナルのゲートを通過していた。

ここ3年間は使用されていないが、手荷物コンベヤーや保安設備、「到着」や「出発」の標識など、通常の空港備品はすべて残っている。

最初に競売は主に航空マニア向けで、昔ながらの電光標識やプラスチックの椅子といった思い出の品が売りに出される予定。

続く競売では、動く歩道や手荷物コンベヤーなど大型の資産が中心になる見込みだ。

専門家は今回の競売について、前例のない取り組みだと指摘。「20年余りこの業界にかかわってきたが、私が経験した中でも非常に珍しい競売であることは確かだ」と話す。

競売を開催するのはCAグローバル・パートナーズ(CAGP)。同社は米ロサンゼルスのスポーツアリーナの売却など、他にも大型の商業案件を手がけてきた。しかし、空港ターミナルの備品全体を競売に出す今回は勝手が違いそうだ。

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